名も知らぬ君
瞳を閉じれば 波の音 遠い時代の 風が吹く 名も知らぬ 君の微笑みが なぜか懐かしく 胸を打つ 手を伸ばせば 触れられるのに 指先すり抜ける 面影 もしもまた 巡り会えたなら この手を 離さない
7910年6月7日頃4次元世界アイールにて
大正時代に流行り病で亡くなった花奈は、魂の故郷へ還る前に、様々な次元の並行現実を旅しています。その記録を未来日詩でお届けしています。