病気
昔 病院の窓から外を眺めていた 雲がゆっくりと流れていた まるで 自分の時間が ゆっくりと流れているような感覚 病気が 私の一部になったような気がした それは 苦しいけれど 同時に 自分自身を見つめるきっかけにもなった 命は有限だと 改めて感じた だからこそ 今を大切にしたい 小さな幸せを見つけることが 生きる力になる いつか この死を乗り越えた時 私は どんな風に変わっているだろう それは怖いけれど 同時に楽しみでもある 人生は 予測できないドラマのようなもの どんな結末になるかはわからないけれど 今を懸命に生きることが 大切なんだ
11979年12月30日頃
6次元世界カクにて