自転車の車輪を想像してみてください。自転車の車輪には、たくさんのスポーク(放射状に組んである棒がスポークです)がついていて、車輪自体はほぼ空っぽの空間ですよね。では車輪を回していきます。スピードを上げていきます。スピードが上がっていくにつれ、スポークとスポークの間にある空間は消えていきます。車輪が物凄いスピードで回っているとき、その表面はテーブルの表面のように硬く平らです。そこに石を投げ入れてみると、石は通り抜けることができずにはじかれてしまいます。

これと同じようなことです。エネルギーが光のようなスピードで動いているため、世の中には形のある物質が存在しているように見えるだけです。物凄いスピードで、しかも想像もつかないくらい複雑に入り組んだエネルギーのパターンが、我々の身の周りには物質でできた世界が広がっているという幻想を創り出しているのです。星や海や山も、動物や植物も全てそうです。一見物質に見えるものだけでなく、光や色や音や匂いも、さらには、思考や感情もエネルギーです。全てはエネルギーです。この世界にはエネルギーしか存在しません。そのエネルギーが無限のバラエティに富んだ姿形として現れているだけです。我々人間を含む全てのものは、宇宙という巨大なエネルギーの中で変化し続けるエネルギーの振動です。

色即是空、空即是色、諸行無常などの言葉がありますが、この世に存在する全てのものは、エネルギーが織りなす幻想であり、全ては常に変化し続けながら移り変わってゆくということです。では、この世の全てを生み出しているエネルギーの源は一体どこにあるのでしょうか。




大正時代に流行り病で亡くなった花奈は、魂の故郷へ還る前に、様々な次元の並行現実を旅しています。様々なテーマで花奈をチャネリングし、癒しの詩に翻訳しています。