量子力学と現実世界5章「エネルギーのフィールド」

普通のラジオを想像してみてください。ラジオのスイッチを入れると、ラジオを聴くことができます。なぜなら、ラジオが特定の周波数の電波を受信するからです。皆さんの周りを見渡してみてください。今皆さんを取り巻くその空間には、目に見えない電波というエネルギーが存在しているわけです。

皆さんを取り巻く空間には電波以外にも様々なエネルギーが流れています。「流れている」では言葉が足りません、皆さんを取り巻く空間はエネルギーで満たされています。いや、エネルギーでできています。もちろん、皆さんを取り巻く局所的な空間だけでなく、エネルギーは宇宙全体に広がっています。宇宙全体がエネルギーでできています。ここでは、「フィールド(The Field)」の著者であるリン・マクタガート氏の言葉を借りて、宇宙全体に広がるエネルギーをエネルギーの「フィールド」と呼ぶことにしましょう。量子力学の父とも呼ばれるマックス・プランク博士は、宇宙全体に広がるフィールドには知性があると言いました。また、これをマトリックスと呼び、マトリックスが全ての根源であると言いました。

海を思い浮かべてください。厳密な例えではありませんが、海がエネルギーのフィールドだとします。海を観察すると、海の水が干渉し合って、うねりができたり、波が立ったり、渦ができたりします(ちなみに、この後も「干渉」という言葉が幾度と出てきます。下の写真のように、「干渉」するとは「複数の波の重ね合わせによって新しい波形ができること」です – ウィキペディアより)。

これと同じように、フィールドには膨大なエネルギーが波動として存在していて、様々なエネルギーが干渉し合っています。エネルギーの干渉の仕方によって、フィールドは様々な姿形に変容します。それが、太陽系だったり、地球だったり、人だったり、物だったり、思考や感情だったりするわけです。フィールドとは「潜在性のフィールド」であり、全ての源なのです。

ちなみに、フィールドを1m³だけ切り取ったとして、そのエネルギーでどれくらいの量の水を沸騰させることができると思いますか?物理学者リチャード・ファインマン博士によると、地球にある全ての海の水を沸騰させることができるそうです。だから、巷ではフリーエネルギーの可能性が真剣に議論されるわけですね。最後に少し話がそれてしまいました、フィールドの話に戻りましょう。フィールドは「潜在性のフィールド」と呼ばれるくらいですから、それはきっと、我々の想像を遥かに超える壮大なスペクタクルを繰り広げているに違いありません。では、フィールドの実態に迫っていきましょう。




大正時代に流行り病で亡くなった花奈は、魂の故郷へ還る前に、様々な次元の並行現実を旅しています。様々なテーマで花奈をチャネリングし、癒しの詩に翻訳しています。