ただ在る
私は流れる 雲のごとく 形なきまま 広がってゆく 波の間に 映る月のよう 一瞬ごとに 揺らぎながら 誰でもなく どこにもなく ただ在ることを 知る 沈黙の中に 響く声 私は意識 それだけである
9607年7月29日頃4次元世界レイリンにて
大正時代に流行り病で亡くなった花奈は、魂の故郷へ還る前に、様々な次元の並行現実を旅しています。その記録を未来日詩でお届けしています。