心の世界
薄霧の朝のように 世界の輪郭はぼんやりとしている 目に見える全てが真実とは限らない わたしの感じ取る心が世界を彩っていく 同じ景色でも 悲しみを抱くと灰色に 喜びに満ちると 色彩豊かになる わたしは 五感を通して世界を受け取り 景色を描き出している 心の奥底にある色で 世界を染めている
3339年4月4日頃6次元世界リウスにて
大正時代に流行り病で亡くなった花奈は、魂の故郷へ還る前に、様々な次元の並行現実を旅しています。その記録を未来日詩でお届けしています。