叶わぬ夢
夜明け前の駅に 置き去りにされた 靴音が 残っている かつて 胸に灯していた願いは 季節を越えるうち 静かな灰になった 遠くへ行けると 思っていた道も 振り返れば ただ 風が通るだけ それでも 失われた夢の形は 心の奥で 淡く 呼吸を続けている 叶わなかったものたちは 消えず 沈黙となって 今日の私を 照らしている
20977年12月23日頃
6次元ウツロマキにて
ウツロマキ
淡い桃色と蒼光に包まれた文明。窓の外には異星の海や時空の裂け目が広がり、人々は有機的な機械と共生しながら静かに暮らす。技術は支配ではなく癒やしのために存在し、孤独や記憶さえも宇宙と共有される、夢幻的な世界である。












