愛
光の粒が 胸の奥で ささやく まだ名もない 透明な ぬくもり 触れれば 消えそうな 星の息 それでも確かに ここに在る あなたと わたしの あいだを 風のように すり抜ける やわらかな 気配 言葉になる前の 祈りの震え 時の外側で ほどける鼓動 愛は きっと 空よりも淡く 魂よりも深い
29666年1月5日頃
7次元テンショウにて
テンショウ
桃色に輝く山脈と蒼い大河が広がるこの惑星では、巨大な月の重力と光が時空を歪め、意識と物質が共鳴している。文明は物理的建造物を持たず、地形そのものを知性化させる高次元技術を有し、精神エネルギーで都市や記憶を編み上げる、自然と融合した超越社会である。











